先月26日に同日公開されたRaeesとKaabil。


興業成績では立ち上がりで大きくRaeesが引き離しましたが、
その後は徐々にKaabilが盛り返し、大きな差はなくなりましたが
Raeesが若干のリードして終わりそうです。
最終的には140と130ぐらい。
ところがこちらの数字ではRaeesの290.45に対してKaabilが209.50
大きく差がついているように見えます。
それなのにこちらの記事ではKaabilが今年最初のSuper Hitと言っています。
これはどういうことかといえば、すべて基準が違うからなんです。
ボリウッドで興行収入を話す場合、通常はインド国内のネット
つまり税金を引いた数字になります。
2番目出てきた数字はワールドワイドのグロス
つまり世界中の税金なども含めた興行収入、
そしてKaabilがSuper-Hitとなったのは製作費との対比で語られています。
シャー・ルク・カーンとリティク・ローシャンの知名度の差なのか、
Raees 90.45に対してKaabilは34.5と倍以上離されています。
しかし製作費は安く、そのため利益率が高いので
KoimoiはKaabilにSuper-Hitの評価を与えているというわけです。
そのため100カロール越えといってもワールドワイドのグロスでは
それほどでもないかなということになります。
確かにいい数字なんですが、数字から受ける印象とは違うんじゃないかと思います。
また南インドの映画では特に断りがなければ
ワールドワイドのグロスを使うことが多いようです。
海外での興行収入が大きくなかったってことなのか、
少しでも数字を大きく見せたかったってことなのか。
ワールドワイドの数字を見ると
海外を舞台にしたものはやはり海外では強いのかなとか、
伝記もの、事実物は海外では受けが今一つなのかなとか、色んな事想像できます。