肝心のEk Main aur Ekk Tuのストーリーなのですが、
トレーラーはこちら
建築事務所を首になってしまったラウル。
翌日、ひょんなことからヘアスタイリストのリアナと一晩中、飲み明かす。
目が覚めると枕元には結婚証明書。
二人で慌てて結婚の取り消しを求めることに。
取消されるまでの2週間、ラウルは次第にリアナに惹かれ、リアナも...。
というわけでトレーラーではロムコム(ラブコメ)に見えます。
でも本編はラウルが自分と両親との関係についての独白から始まります。
印象的なエピソードはこんな感じ:
場面はプール。水泳大会があったようです:
父親;「お前は銀メダルを取ったのか?」
褒められるのを期待して、うなづく子供。でも...
父親;「違うぞ。お前は金メダルが取れなかったんだ。」
母親:「大したことじゃないわ。別のことすればいいのよ。」
そんな感じでラウルは自分のやりたいこともできず、
スポーツも食べるものも仕事も言いなり。
ラスベガスの建築事務所に入ったのも親の指示。
でもそこをクビになってしまい、どうやってごまかそうというのがスタート。
それがリアナと出会ったことをきっかけに変わっていきます。
リアナのコミカルなラブストーリーも含むんですが、
大人になり切れていなかったラウルが親離れする物語なんです。
基本的にはラウルの視点です。
エンディングも「ありゃ、そうなります?」となりますが、
ラウルの視点からの物語なので、ある意味納得。
自分にとって、最初に全部通しでみたインド映画だったのですが「インドも日本も変わらないんだ」っていうのが第一印象でした。
結婚のことを何とかすれば、日本人のリメイクもすぐにできそうです。
(濱田岳と菜々緒あたりでいかがでしょ?)
インドっぽくありませんし、100カロール狙うような大作でもありません。
(2012年のカリーナだからそう思われたかもしれませんが)
気軽に見て、二人の微妙なやりとりを笑って、ちょっとジンと来て、
最後に明るい気持ちになれる。
そんな映画になっていると思います。
だいぶ前だから結構、ストーリー忘れちゃってるから、もう一度見ようかな。