すったもんだがありましたが、無事公開されそうです。
何がって、 Ae Dil Hai Mushkil です。
先日、日本でもカラン・ジョーハルのビデオがニュースになっていましたが、
これから作る映画にパキスタン人俳優を起用することが禁止されましたが、
既に出来上がっている映画の公開は禁止されていませんでした。
ただそれをMNSなど不満に思い上映に抗議する人たちがいるために
今回、異例の声明を出したようです。
MNSは以前、"Wake Up Sid"でムンバイではなくボンベイと
言ったとカラン・ジョーハルに抗議したこともあります。
カシミールにあるインドの基地へのパキスタンの武装勢力による奇襲の後、
両国の関係は冷え切っています。
PKでは宗教をベースにした対立を批判しています。
(宗教については、以前の記事で書きました)
そして同時にインドとパキスタンとの対立についても批判しています。
PKってタイトルにも、それが出ているんだと思っています。
映画の中ではPKは「酔っ払い」と紹介されています。
peenaは「飲む」、kayは「後」、peekayと「酔っぱらった人を表すようです。
でもなんでpeekayじゃなくてPKと書いてるんでしょ?
同じ音ですから不思議じゃないんですけど、
jpが日本をinがインドを表すように、
pkってインターネットではパキスタンを表します。
しかもポスターでは大文字ではなく、小文字のpkを使っています。
Image may be NSFW.
Clik here to view.こうした状況だったらPKも公開が難しかったかもしれません。
こうしたインドの動きを受けて、パキスタンではインドの映画、テレビを禁止しています。
そうなると思い出されるのは、Filmistaan。
テロリストに間違われて誘拐されたインドの売れない映画俳優と、
監禁されているパキスタンで海賊版DVDを扱う男との友情のお話
海賊版商売には格好のビジネスチャンス?
2年前になりますが、AIBがこんな動画を作っています。
AIB : When India Spoke to Pakistan
インドとパキスタン、両国の人が携帯電話で直接話したらどうなるかというもの。
インドもパキスタンでも多くの普通の人たちが憎しみ合うという
ことにはなっていないんじゃないかと
「インドのぼくのファンに平和のメッセージを送るよ」とコメントしています。
とりあえずはこうした対立とは離れた平和な日本であることに感謝しつつ、
早く両国の関係が改善することを祈りつつ。