ボリウッド的には昨日はDhadakのトレーラーが公開
シャーヒドやアルジュン、それにアーリヤーぐらいまでは分かるんですが、
業界挙げてのツイート祭り開催中。カランが仕掛けたんでしょうけど。
ということもありますが、週末に観たKaalaの整理をしないと。
Kaala、興行成績ではいいニュースと悪いニュースが混在しています。
チェンナイや海外では好成績という話もある一方、
ただ私としては観るべき作品、できればインド人主催の上映会で。
(そりゃチェンナイあたりのほうがいいんでしょうけど
6/17の埼玉 川口スキップシティがありますよ)
自分の中を整理したところ3つの要素があるように思っています。
1つがスーパースター ラジニカーントの映画ってこと。
2つ目が政治的なメッセージ、3つ目が監督の映像センス。
一番大きな要素はもちろんスーパースター ラジニ様の映画ってこと。
これをたっぷり味わうためには歓声と指笛が必須。
食べ物のにおい、場内のざわつき、興奮と混沌が最大のスパイス。
あえりえないアクションも物理法則を無視した動き、
そしてはじめは展開にキレがないなと見えても、
歓声と指笛を引き出すために、こうしなくてはならないかと思わせるような間。
ラジニ様の前では何の不自然もありません。
だってスーパースターなんだもん。
そして今回の作品では政治的なメッセージを感じました。
マラーティーの両親の元に生まれたラジニ様が
そのマラーティーの地元 マハラーシュトラ州の州都 ムンバイで
タミル人のために戦うんですから。
っていうのは、うがち過ぎかな?
他にもムスリムの人に交じったり、年長者を尊重しろといいながらも、
そうはいっても平等をうたったり。
前の恋人よりも今の奥さんを大事にしたり。
子供と遊ぶような気軽で愛される存在でもあります。
対立する政治家も私服を肥やすというよりは、
支配欲は強いというタイプ。
完全な悪にしきっていないあたりが現実に近いのかも。
そして、この映画そのものの映像もパワフルでした。
物語の中にガネーシャ祭りなど伝統的な行事の風景を織り交ぜつつ、
ラーヴァナ退治と合わせたり。
特に最後は圧巻でした。
てなわけで、まだ観てない人は是非
6/17の埼玉 川口スキップシティがありますからね。